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テレビ放送用語集
基本編
デジタル化 |
テレビ放送の電波をデジタル化することであり 平成23年7月24日に完了しました。 ただし、ケーブルテレビでは、デジタルをアナログに変換して デジアナ両方で放送していますが、それも平成27年3月で 終了します。
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デジタルテレビ |
地上デジタル BS 110度CS と 3種類のデジタルチューナーを内蔵したワイドテレビです。 なお、CSチューナーは内蔵していません。
また、学校 ホテル CATV 等の自主放送は、 アナログで行なわれることが多いため、 地上アナログチューナーを搭載しているのが普通です。 さらに、ミッドバンド(VHFの3chと4chの間)と スーパーハイバンド(VHFとUHFの間)のチューナーも 内蔵しています。
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アスペクト比 |
テレビ画面の横縦の寸法の比率です。 アナログテレビは4:3(12:9) デジタルテレビは16:9になっています。
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走査線数 |
テレビ画面を構成するための線の数です。 通常画面は525本(有効480本) フルハイビジョン画面は1125本(有効1080本)です。
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画素数 |
画面を表示するために使用する点の数です。 フルハイビジョンの場合は、横1920:縦1080です。 ただし、32V以下のテレビの場合は、1366:768が 主流であり、信号を圧縮して表示します。 RGBの3色で表示しますので、実際はこれの3倍です。
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地上放送 |
地上の送信局および中継局から放送しています。 NHK総合 NHK教育 その他多数の民間局があります。 受信には、UHFアンテナを使用します。
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BS放送 |
東経110度の赤道上空35,800kmの衛星から放送しています。 受信には、BSアンテナ(旧型BS専用)またはBCアンテナ (現行型110度CS兼用)を使用します。
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CS放送 スカパープレミアム (旧スカパー) |
衛星は、東経124度および128度 にあります。 受信には、CSアンテナとチューナーが必要です。 ケーブルも専用のケーブルを配線します。 なお、大部分の番組を、WEBで視聴することも出来ます。
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110度CS放送 スカパー (旧スカパーe2) |
衛星は、東経110度にあります。 BCアンテナでBSと一緒に受信することが出来、 同軸ケーブルもBSと共用することが出来ます。
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サイマル放送 |
同じ番組をアナログとデジタルの両方で放送することです。 デジタルへの移行期間中に行われましたが、終了しています。 注 ケーブルテレビでは平成27年3月まで行います。
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CATV |
ケーブルテレビのことです。 自主番組の放送 インターネット接続サービス等も行います。
由利本荘市CATVの場合、下記のようになっています。 地上波 基本はそのまま再送信 BS 64QAMに変換し、SHBにて再送信 CS 64QAMに変換し、SHBにて再送信 自主番組 アナログVHFまたはデジタルUHFで送信
CATVのBSを視聴するには、STBが必要です。 テレビに内蔵のBSチューナーは使用できません。 よって、CATVに加入しても、 BSアンテナを設置するのが普通です。
CATVのCSを視聴するには、STBが必要です。 CSチューナー(スカパープレミアム用)も使用できません。 また、CATVと視聴契約が必要です。
BS/CSの送信には、SHB(スーパーハイバンド)を使用 していますので、770MHzブースターを使用します。
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自主放送 |
放送されている番組を再送信するのではなく、 独自に作成した番組を放送することです。 これをデジタル化することは、多額の費用が必要になりますので、アナログで放送されるものが多いと思われます。
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ビル前共聴 ビル陰共聴 |
大きなビルを建てると、ビルの前とビルの陰では、 反射または遮蔽によりテレビを視聴できなくなりますので、 これを解決するために設備されます。
ただし、デジタル放送では、ビル前共聴はほぼ必要無くなり、 ビル陰共聴も縮小できます。
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BS−IF |
衛星から送られてくる電波の周波数は12GHzと高いため、 同軸ケーブルではうまく伝送できません。 そこで、アンテナで、1.0〜1.2GHzの周波数に変換してから 出力しており、この変換した電波をBS−IFと言います。
このため、BSアンテナは電源が必要であり、 BSブースターを使用している場合はブースターから、 使用していない場合は、全てのテレビ 全てのBD 全てのDVDから供給します。
このため、分配器を使用する場合は、 全端子電流通過型でなければなりません。
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B−CASカード |
テレビ DVD BDに挿入するカードです。 機器に付属していますが、これは購入したものでは無く、 B−CAS社から借りているものです。 機器を廃棄する場合は、返却するかご自身でICチップ部分に ハサミを入れ、確実に破壊しなければなりません。
デジタル放送は、違法コピーを防ぐため、全て暗号化されて 送られてきており、この暗号を解読するために必要なものが B−CASカードです。
テレビを購入すると、1ケ月後に、「NHKでは〜」と言う メッセージが出るようになります。 これは、NHKとの受信契約を促進するためのものですが、 契約の有無に関わらず、全てのテレビに表示されます。
テレビに付属の葉書または電話またはメールにて連絡すること により、この表示はされなくなりますが、 この表示の解除にも、B−CASカードが使用されます。
なお、現在のコピーガードは、ダビングテン (10回までダビング可)となっています。
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レターボックス |
4:3テレビで16:9画面を視ると、画面の上下に黒い 隙間が発生します。 この状態の画面をレターボックスと言います。
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ピラーボックス |
16:9テレビで4:3画面を視ると、画面の左右に黒い 隙間が発生します。 この状態の画面をピラーボックスと言います。
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機器編
VHFアンテナ |
地上アナログ放送のVHF波を受信します。 幅が、UHFアンテナの4倍くらいあります。 デジタル化により、使用されなくなりました。
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UHFアンテナ |
地上デジタル放送のUHF波を受信します。 アナログ用とデジタル用の区別は有りませんので、 アナログ時代のアンテナをそのまま使用できます。
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BSアンテナ |
放送衛星のBS波を受信します。 アナログ用とデジタル用の区別は有りませんので、 アナログ時代のアンテナをそのまま使用できます。 微弱な電波を受信するため、一般的にはお椀型をしています。 家庭用では、45cmが良く使われています。
現在のBSアンテナは110度CSスカパーも受信可能であり、 BCアンテナと呼ばれています。
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CSアンテナ |
スカパープレミアムのデジタルCS波を受信します。 微弱な電波を受信するため、一般的にはお椀型をしています。 家庭用では、45cmが良く使われています。
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ブースター |
VHF UHF BS 110度CS を増幅します。 CATV用は、MID SHB をも増幅します。 機能性能により、たくさんの種類があります。 BSアンテナに、DC15Vを供給する役目も負っています。
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フィルター |
特定のチャンネルの周波数を遮断するための機器です。 HPF LPF BPF BEF が代表的なものです。
どの周波数を遮断するかにより、半特注するのが普通ですが、 特定地域用のものが多数商品化されています。
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コンバーター |
チャンネルを変換します。 業務用の機器であり、家庭では使用しません。
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変調器 |
VTR BSチューナー CSチューナー等のAV信号を アナログのVHFまたはUHFのRF信号に変換します。 デジタル出力のものもありますが、非常に高価であり、 一般的ではありません。
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混合器 |
電波を混合する機器です。 一般家庭では、BS/UV混合器が良く使われます。
また、アンテナを2本建て、U/U混合器で混合すること により、隣県のテレビを受信することもできます。
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1〜8分岐器 |
出力端子に9割、分岐端子に残り1割を等分配して出力します。 ホテル等で縦配線する場合に使用されます。 一般家庭で使用する事はまず有りません。
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2〜8分配器 |
全ての出力端子に、均等に分配して出力します。 屋内用と屋外用があります。
ブースターを使用する場合は、1端子電流通過型を使用しますが ブースターを使用せず、しかもBSアンテナがある場合には、 全てのテレビ DVD BD からBSアンテナに電源を送る 必要があるため、全端子電流通過型を使用します。
BSアンテナを追加した場合には、 VUブースターをVUBSブースターに交換するか、 分配器を全端子電流通過型に交換する必要があります。
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直列ユニット |
壁に取り付けてあるテレビコンセントです。 中継用と端末用の2種類があり、中継用は分岐器と同です。
インピーダンス整合用の回路を内蔵しており、 テレビを外してもインピーダンスは狂いませんが、 分岐損失(結合量)が10dB有ります。
電源の通し方により、多くの種類があります。 一般家庭では使用されません。
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テレビ端子 |
テレビコンセントの一種です。 回路を持たないので、コネクタと同じです。
回路を持たないので、挿入損失がありませんが、 テレビを外すと、インピーダンスが狂います。 ただし、そのため他のテレビが映らなくなったという話は 聞いたことがありません。
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分波器 |
VHF UHF BS−IFの各信号を分離します。 昔はV/U分波器が、今はVU/BS分波器が良く使われます。 コード付きもあります。
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アッテネータ |
レベルが高過ぎる場合、適正レベルまで下げるために使用します。 3dB 6dB 10dB 15dB 20dB 等があります。 一般家庭で使われることはありません。
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ターミネーター |
75Ωで終端するために、 分岐器 分配器の空き端子に取り付けます。 一般家庭で使われることはありません。
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同軸ケーブル |
同軸ケーブルにはたくさんの種類がありますが、 S-5C-FBが一般的であり、家庭用としても使用されます。 ケーブルロスは次の通りです。 100m当たり。 VHF UHF BS-IF CS-IF S-5C-FB 11 22 30 39 単位dB
3dB小さくなると、電力は1/2になります。 6dB小さくなると、電力は1/4になります。 10dB小さくなると、電力は1/10になります。 20dB小さくなると、電力は1/100になります。 30dB小さくなると、電力は1/1000になります。 40dB小さくなると、電力は1/10000になります。
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F接栓 |
同軸ケーブル用のコネクタです。 ケーブルの太さに合わせ、 7C用 5C用 4C用 3C用があります。 オスだけでありメスは有りません。
防水性能のものも有りますが、一般家庭では使用されません。
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中継接栓 |
ケーブルを継ぎ足す場合に使用する、メスメスのコネクタです。 ネジ止めの中継コネクタもありますが、 電波の飛込みが起こりますので、薦められません。
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自己融着テープ |
ビニールテープには防水性能はありませんので、 屋外で防水性能を持たせる場合に使用します。 ビニールテープ+自己融着テープ+ビニールテープ と、 3重にテーピングします。
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工事編
UHFアンテナ |
周波数帯による区分があります。 UHFのチャンネルは50もあり、幅が広いので、 便宜上 Low/Mid/Hiに3分割しており、 アンテナも、LM用/MH用/全帯域用に分かれています。
素子数により感度が異なりますので、 適切な素子数のものを選ぶ必要があります。 14素子のものが一般的と思われますが、 C/Nを良くするため、20素子のものがベターです。
なお、弱電界用として、30素子のものもありますが、 3mと大きいので風に対する強度に注意が必要です。
アナログとデジタルの区別はありませんので、 既存のアンテナを使用することは可能です。
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BSアンテナ |
半値幅が±2度程度と非常に狭いので、 仰角方位角の調整には技術が必要です。
角度の調整は、テレビのメーターを表示させておき、 次のようにするのが普通の方法です。 1 アンテナの説明書に従い、おおよその仰角を決める。 2 アンテナをゆっくり水平回転させ、 レベルが最大値になるところで、仮固定する。 3 アンテナをゆっくり垂直回転させ、 レベルが最大値になるところで、仮固定する。 4 上記2と3を、繰り返す。
注 ネジを締めるだけで、角度が変わってしまいます。 ネジを締める時は、少しずつ対角状に締めます。
BS波をBS−IFに変換するため、15V電源が必要です。 本電源は、テレビ DVD BD ブースター 専用電源 等から供給されます。
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CSアンテナ |
半値幅はBSアンテナよりもさらに狭く。 この設置には技術を要します。 仰角方位角に加え、偏波角の調整も必要になります。 2衛星受信タイプは、2つの衛星の中間に合わせなければならず さらに難しくなります。
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BS混合器 |
BSとVUを混合し、BSアンテナには電源を通過します。 なお、UHFブースターを使用する場合は、 UHFブースターにも電源を送ります。 |
U/U混合器 |
UHFアンテナを2本設置する場合に必要になります。 しかも、フィルターを掛ける必要がある地域も多くあり、 地域専用の混合器も多数市販されています。 |
その他の混合器 |
学校などで、自主放送する場合にも使用されます。 チャンネル番号を指定しなければなりませんので、 特注対応になります。
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フィルター |
例えば、近県のチャンネルと混信を起こす場合等に使用し、 不要チャンネルをカットします。
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ブースター |
デジタル放送の電波の強さは、アナログ放送の1/10です。 サイマル放送中は、アナログ放送に合わせて出力を調整して いましたが、現在では、デジタルに合わせて調節できます。 つまり、出力を10倍に上げることができるはずです。
もし、ブロックノイズが出ている場合は、 出力レベルを上げてみます。 解決できる可能性があります。
BSの出力レベルは地デジの出力レベルより、 5dB程高くします。 これは、BSは周波数が高い分、伝送ロスも多いためです。
レベルは十分なのに、ブロックノイズが出る場合があります。 こんな時は、ブースターがノイズ出している可能性があります。 BERを計るか、ブースターを交換してみるとすぐに判ります。
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同軸ケーブル |
使用するケーブルはS−5C−FBです。 SはBS対応 5は太さ Cは75Ω FBは網組とアルミラップの2重シールドを意味します。
インピーダンス75Ωは、 芯線とシールドの間の絶縁体の誘電率で決まります。 よって、経年変化により、絶縁体の誘電率が変化すると、 インピーダンスも変化します。
風雨にさらされることも多く、水も浸入し易いので、 シールドが変色しているのをよくみかけます。 原因が不明な障害は、ケーブルを疑ってみるべきです。
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ステープル |
同軸ケーブルを、建物に固定するための釘です。 ケーブルかつぶれないよう、専用のものを使います。 電力用の平ケーブルを止めるものは、使用してはいけません。
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マルチパス |
反射波のことです。 地上波アンテナには、直接波に加え、あちらこちらで反射した 多くの反射波が届いています。 反射波は、直接波より少し遅れて届くため位相がずれており、 ずれの量によって、直接波を強めたり弱めたりします。
アナログでは、後ゴーストとして現われました。
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ガードインターバル |
マルチパスによる障害を防ぐ仕組みのことです。 時間は126μsであり、路長差にすると38kmになります。 つまり、これ以内のマルチパスは、無視されます。
よく判りません。
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ハイトパターン |
電界強度は、位置が高くなるほど強くなります。 ただし、大地による反射波は、直接波との位相差により、 直接波を強めたり弱めたりします。 そのため、電界強度は強くなったり弱くなったりしながら だんだん強くなります。
このピッチ(P)(単位m)は、 送信アンテナと受信アンテナの高さの差(H)(単位m) 送信アンテナと受信アンテナ間の距離(D)(単位m) 電波の波長(λ)(単位m) により決まり、次の式で計算できます。 P=λD/2H(m)
距離が短いとピッチは数十cmであり、アンテナ高は、 必ずしも高くすれば良いというものではありません。
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飛び込み |
アンテナ以外で、電波を受信してしまうことです。 ケーブルのネジリ接続 ネジ式のアンテナ ネジ式の分配器 ネジ式の直列ユニット ネジ式の接栓 等、 シールドされていない箇所では、電波を受信します。
飛び込みはブロックノイズの原因になります。 アナログでは、前ゴーストとして現れました。
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性能編
レベル |
信号電圧の強さです。 テレビの入力端子での適正なレベルの範囲は次の通りです。 なお、直列ユニットの適正な出力レベルは、 2分配器やBS分波器のロスをカバーするため、 5dB高くなります。 レベル C/N BER アナログVHF 55dB〜 42dB〜 アナログUHF 60dB〜 42dB〜 デジタルUHF 46bB〜89dB 25dB〜 2*10^-4 BS−IF 50dB〜81dB 17dB〜 2*10^-4
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C/N |
Carrier To Noise Ratio の略であり、信号対雑音比です。 25dB以上が必要です。 ケーブルも含め全ての機器は雑音源ですので、 C/Nは悪くなるだけで良くなることはありません。
よって、ブースターは、出来るだけアンテナの近くに設置し、 ノイズを拾わないようにすることが大切です。 なによりも、アンテナのC/Nを確保することが大切ですので、 素子数 アンテナ位置 ハイトパターン 前置増幅器 等 受信レベルを上げる努力が重要です。
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MER |
Modulation Error Ratioの略であり、変調誤差比です。 25dB以上が必要とされています。
C/Nと非常に関連が深い尺度であり、 20dB〜30dBの間では、ほぼC/Nと同じ値になります。
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BER |
Bit Error Rate の略であり、ビット誤り率です。 テレビは2/10,000bitまで訂正しますので、 これ以上のBERが必要です。
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ゴースト |
アナログテレビ画面に現われる、2重に映る状態です。 普通は後ゴーストですが、前ゴーストもあります。
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スノーノイズ |
アナログテレビ画面に現われる、雪降り状のノイズです。 レベルが低ければ低い程、スノーノイズはひどくなります。
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パルスノイズ |
アナログテレビ画面に現われる、めだか状のノイズです。 モーターの火花 バイクのスパーク等が原因です。
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ビート障害 |
アナログテレビ画面に現われる、縞模様のノイズです。 過増幅 同一チャンネル混信 隣接チャンネル混信 無線局混信等が原因です。
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ブロックノイズ |
デジタルテレビ画面に現われる、画面が止まった状態です。 デジタルの場合、電波の異常は全てブロックノイズとなります。
デジタルの場合、0と1を判別できるかどうかが問題であり、 ノイズが多くても判別さえできれば、正常な画面になります。 よって、レベルが少しづつ下っても、画質がすこしづつ悪くなる と言うことは無く、突然ブロックノイズになります。
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混信 |
デジタル波は、できるだけ隣接県に影響を与えないよう計画 されていますが、県境が平野部であれば、どうしても県境を 超えてしまいます。
これに対しては、不要チャンネルをカットするフィルターを 使用することで解決できます。
問題なのは、海上伝播や電離層反射により、 想定以上の遠距離まで届いてしまうことがあることです。 この場合は隣県では有りませんので、使用チャンネルが同じ である場合があります。 (例 秋田と新潟の間で発生し、 秋田のチャンネルが3波も変更させられました)
これに対しては、根本的な解決方法はありません。 テクニックを駆使して、不要チャンネルを受信しないように するだけです。
例えば、 1 ヌルポイントアンテナを使用し、 ヌルポイントを相手局方向に向ける。
2 超指向性の多素子アンテナを使用し、 アンテナの向きを少しずらす。
3 アンテナを山やビルに向け、 反射波を受信するようにする。
4 低感度の少素子アンテナやアッテネータを使用し、 アンテナの出力レベルを下げることにより、 相手局のレベルを受信レベル以下にする。
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