トップページへ                           H26.3.11

 

CD と DVD と BD

 

 

CD DVD BD には、パソコンデータ用と音楽動画用の2種類がありますが、

ここでは、音楽動画用についてのみ、述べています。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

CD  Compact Disc

 

直径12cmの円盤状で、片面のみを使用します。(8cmのCD−DAもあります)

容量は650MB(74分)と700MB(80分)の2種類あります。

44.1kHz 16bit 2チャンネル 無圧縮 で録音されます。

これは、パソコンのWAVと同じ規格です。

直射日光や蛍光灯の紫外線 高温 多湿 に弱く、寿命は20〜30年程度です。

 

パソコンで焼くことができるメディアは、次の通りです。

CD−R    書き込んだものを消すことはできませんが、

        書き込んでいない部分に追記はできます。

        同じ名前で上書きした場合は、新たな領域に記録され、

        以前のデータは再生されないように処理されます。

        焼いたパソコン以外のプレーヤー等で再生できるようにするためには

        ファイナライズ処理をしなければなりません。

        なお、ファイナライズ後は、追記はできなくなります。

 

CD−RW   消去 追記 上書き についてはCD−Rと同じです。

        ただ、書き込んだものを全て消すことができますので、

        再度まっさらなCD−RWとして使用することができます。

        また、ファイナライズの解除もできますが、

        解除したCD−RWをまっさらなCD−RWにすることはできず、

        追記 上書き ができるだけのようです。

        なお、反射率が低いので、初期のRWに対応していないプレーヤーでは

        再生できません。

 

音楽用のCD−R/RWには、私的録音補償金(カタログ価格の1.5%)が上乗せされ

ており、さらに、データ用CDの流用を防ぐため、判別信号が記録されています。

ただし、これを識別できるのは、音楽用CDレコーダーのみのようです。

 

CD−DA   市販の音楽CDのことであり、パソコンで焼いたCDをファイナライズ

        するということは、実は、CD−DAに変えるということです。

        なお、市販の音楽CDには、CCCD(Copy Control CD)と記載されて

        いますが、これはコピーガードが掛けられており、コピーできませんよ

        という意味です。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

DVD  Digital Versatile Disc  Digital Video Discから名称変更されています。

 

直径12cmのディスクであり、CDとサイズは同じです。

動画用に開発されたものであり、記憶容量は4.7GBと、CDの6倍あります。

2層構造のものもありますが、記憶容量は8.54GBであり、2倍にはなりません。

両面のものもあり、この場合の総記憶容量は片面の2倍になります。

ただし、両面再生のプレーヤーは存在しないので、必要性はあまりありません。

 

パソコンでDVDを焼くことができるメディアは、次の通りです。

DVD−R    CD−Rと同様の追記型です。

DVD−RW   CD−RWと同様の書換型です。

DVD+R    CPRM非対応のため、日本ではあまり使われていません。

DVD+RW   CPRM非対応のため、日本ではあまり使われていません。

DVD−RAM  パソコン用のランダムアクセスメモリーとして開発されており

         書換回数10万回以上を誇ります。

         RAMなので、ファイナライズの概念が有りません。

         家庭で動画に使用されることは、まず有りません。

 

DVDに動画を記録する形式には、次のものが有ります。

DVD−Video  本来は、市販DVDソフト用に策定された形式です。

           映像はMPEG−2またはMPEG−1 

           音声はPCM(48/96kHz 16/24bit5.1CHドルビー DTSです。

           世界を8つの地域に分けリージョンコードを設定しているため、

           プレーヤーとのコードが一致しないと再生できません。

           また、テレビの副音声は、記録されません。

 

DVD−VR     DVD−Videoを家庭用に改良したものです。

           分割 結合 カット ができます。

           副音声も録音できます。

           ファイナライズは必須ではありません。

           CPRMに対応しています。

           よって、放送された動画を録画するのは、これに限られます。

 

CPRM   地上デジタル放送番組および衛星デジタル放送番組のほとんどには、

       コピーガードが掛けられています。

       このコピーガード方式がCPRMで、以前はコピーワンスでしたが

       現在ではダビングテンに改善されています。

       この、CPRMが掛けられている番組をDVDにダビングするためには、

       CPRMに対応しているメディアを使用しなければなりません。

       さらに、ダビングする形式も、DVD−VR形式に限られており、

       DVD−Video形式では不可能です。

       さらに、さらに、ダビングするレコーダーも、再生するプレーヤーも

       CPRMに対応していなければなりません。

       とは言っても、現在ではCPRM対応機ばかりですので、

       気にする必要はありません。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

BD  Blu-ray Disc   Blue-rayではありません。eは付きません。

 

直径12cmと、CD DVD と同じサイズです。

ハイビジョン動画用に開発されたものであり、容量は25GBとDVDの5倍あります。

2層構造のものもあり、容量は倍の50GBあります。

 

パソコンで動画を焼くことができるメディアは、次の2つです。

BD−R    DVD−Rと同様の追記型です。

BD−RE   DVD−RWと同様の書換型です。

 

BDに記録する形式は次のひとつだけです。

BDAV    

 

BDには、ファイナライズはありません。

 

CPRMには対応しています。

 

 

実は、BDMVという形式もありますが、これは商業用です。

市販の動画は、これで記録されています。