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HO−CAD Pao とは
HO−CADは3種類あります。
HO-CAD V2.7 無料 平成22年8月公開終了
HO-CAD Pao v0.9.1.0 β版 無料 公開中
HO-CAD Pao 正規版 アライアンス会員専用 入会金10,000+税
JW−CAD DOS版と操作画面が良く似ていたため人気が高かった、
2次元汎用CADであるHO−CAD の、後継ソフトです。
画面も操作方法も、HO−CADとあまり変わりません。
たぶん、説明書が無くても、すぐに動かせると思います。
Windows95以降で動作します。
Windows8でも動きます。
sfc p21 との互換性を第1に作成されています。
そのため、データ構造はsfcとほぼ同じようですし、
精度は倍精度に変更されています。
扱える図面形式は、hoc jwc sfc p21 dxf の5種類です。
つまり、旧HO−CADと同じです。
ただし、旧HO−CADで作成したデータは、paoでも読めますが、
Paoで作成したデータは、旧HO−CADでは読み込めません。
旧HO−CADで作成した、図面データ 図形データ 線変形マクロを読み込めます。
JW図形データも読み込めます。
ただし、制度は倍密度ではありませんので、倍密度が必要な場合は、
作り直ししなければなりません。
特徴および変更点
本資料は、β版について書いています。それもv0.7ですのでご注意下さい。
Paoに同梱されている「パオのチュートリアル」も、参照して下さい。
なお、チュートリアルは 1レイヤー1図面 になっていますので、
レイヤー毎に表示して下さい。
データに関係するもの
SXF仕様に準拠 データの仕様が、ほぼSXF仕様そのままです。
そのため、SXFへの変換精度はほぼ100%です。
ただし、β版では、まだ試験中の段階です。
なお、SXFからHOCへの変換は、データの種類の量が
異なりますので、100%にはならないと思います。
倍精度の採用 単精度が倍精度に変りました。
よって、有効桁数が15〜16桁になりました。
色 ペンNoの色とフィーチャ固有の色(印刷色)の、
2つのデータを持ち、どちらででも表示できます。
ポリライン LineとPoly Lineは、明確に区別されました。
Poly Lineで作成した閉鎖図形は、
ハッチ等の時、ワンクリックで選択できます。
なお、F11キーを押すと、ポリラインは赤色で表示されます。
F12キーを押すと、頂点が表示されます。
複数行文字列 マルチテキストメニューが追加されましたので、
マルチラインオブジェクトとして扱うことができます。
つまり、メモ帳が利用できます。
寸法 ブロック図形として扱うようになりました。
よって、編集するには要素分解が必要ですが、
分解メニューは、まだ実装されていないようです。
図形 ブロック図形として扱うようになりました。
よって、編集するには、要素分解を行わねばなりません。
基点の他に、定義点を2つまで指定することができ、
読込時にサイズを合わせられるようになりました。
ハッチ 面データとして扱うようになりました。
よって、線編集コマンドは利用できません。
中抜きも可能です。
ペイント テクスチャマッピングが採用されましした。
従って、BMP画像も利用できます。
中抜きも可能です。
画像 埋め込みオブジェクトとして扱う様になりました。
よって、画像データは、ファイル内に存在しますので
データの受け渡しが楽になりました。
以前は、リンクでしたので、画像ファイルを移動すると
リンクが切れ、画像を表示できませんでした。
測量座標 レイヤグループ毎に設定することが可能になりました。
つまり、異なる縮尺を扱えるということだと思います。
面を持つデータ ハッチ ペイント 画像 マルチテキスト 表 画地データ
OLEオブジェクトは、面を持つデータです。
よってこれらには、線編集や文字編集は行えません。
操作に関するもの
ユーザー権限 以前は、Administrator権限かPower User権限でしか使用
できませんが、User権限でも使用できるようになりました。
起動環境 起動環境ファイル(hoi)は無くなり、
テンプレートファイル(hoc)に変更されました。
よって、どんなファイルもテンプレートとして利用できます。
ただし、開いた図面の環境を変更するということは
困難になったのではないかと思います。
ファイルの関連付け hoc jwc sfc p21 dxf と関連付けができます。
ただし、初期値で関連付けされているのはhocのみです。
ファイルのバージョン データファイルのバージョンを確認できます。
HO-CAD Ver2.7 データ Ver01 ?
Pao Ver0.7 データ Ver02
画面 コマンドパネル ペンパネル ツールパネル は、
浮動状態にしたり非表示にしたりできます。
グループレイヤーパネルは、画面左に移動したり、
非表示にしたりできます。
複数ウインドウ Paoを立ち上げた後に、図面ファイルをクリックした場合、
既に立ち上げているPaoの図面として開かれます。
もし、別のPaoで図面を開きたい場合は、
まずPaoを立ち上げ、ファイルメニューから図面を開きます
Winndows7の場合、
タイトルバーを画面の左右端までドラッグすることにより、
画面を2分割し2つのデータを表示できます。
タイトルバーを画面上端までドラッグすると、最大化されます。
クリップボード HO−CAD専用のクリップボードは無くなりました。
よって、図面間で複写する場合は、
上記の複数ウインドウでドラッグします。
コマンドボタン コマンドボタンは、再度押すと青色になり、
サブコマンドの内の、決められたひとつになります。
オプションパネル 細かな設定は、コマンド毎にオプションパネルで行います。
黒コマンド用と青コマンド用とを、別々に設定できます。
数値入力 コマンドボタンを、数値ボタンに変え、
マウスで入力することができるようになりました。
なお、これを利用するには、ツールメニューの設定が必要です。
グリッド間隔 グリッド間隔に制限が設けられました。
これにより、現行HO-CADは、グリッドを細かくし過ぎると、
フリーズすることがありますが、Paoでは改善されています。
グリッド表示 用紙範囲にしか表示されなくなりました。
私は、範囲外で作図することも多いので、
これは不便になったと思います。
読取点の指定 読取点を 端点 交点 折点 グリッド 文字 から
選択できるようになりました。
グループ別連続印刷 今のところは、出来ないようです。
レイヤー数 16グループ×256レイヤー=4096レイヤー
になりました。
これに伴い、レイヤーの操作方法が変更されました