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Paoインストール
事前に、作者のホームページにアクセスし、ダウンロードしておいて下さい。
1 新規インストールの場合
1 Administrator権限で、ログインします。
2 全てのプログラムを停止します。ウイルス対策ソフトも。
3 ダウンロードしたファイルを、解凍します。
4 インストールexeを起動します。インストールウイザードが開始します。
ようこそ画面 次へ
使用許諾誓約書 同意します。 次へ。
Readme 情報 次へ。
インストール先 C:\Program Files\H_O’sThinkTank\HO_CADpao\を
C:\HO_CADpao に変更します。 OK。次へ。
インストール画面 インストール。
完了画面 完了
赤文字の部分を削除した理由は、次の2つです。
半角スペースが入っているので、図面が開けない原因になりうる。
フォルダツリーが深くなると、不動作の原因になりうる。
2 HO−CADから乗り換える場合
Paoの新規インストールと、HO−CADのアンインストールを、行います。
この場合、HO−CADで使用していた次の3つのファイルをどうするかを
考えなければなりません。
線変形マクロファイルhoh
図形ファイルhoz (HO-CAD用ファイル)
図形ファイルjwk (JW-CAD DOS版用ファイル)
線変形マクロファイルはパオにも付属しています。
従って、HO−CADで作成したマクロファイルが無い場合は、
削除して構いません。
もし、作成したファイルが有る場合、入れ替えしなければなりません。
図形ファイルは、大量に作成されていると思います。
よって、作成したファイルは、残しておかなければなりません。
もし、倍精度にしたい図形が有る場合は、作り直さなければなりません。
HO−CADの削除は、Paoをしばらく使用し、操作にも慣れ、
機能にも問題が無いことを確認してから行います。
削除までの間、どちらでも好きな方を使用できますので、
HOを使用しながらPaoの練習を行うことができます。
3 バージョンアップの場合
バージョンアップの場合、諸々の設定やデータを残さなければなりません。
残すものは、次の通りです。
線変形マクロファイルhoh
図形ファイルhoz jwk
テンプレートファイルhoc
標準環境ファイルini
これらを、バックアップしておき、新規インストールの後、
これらを差し替えるか、追加するというのが基本だと思います。
また、上書きインストールが出来るかも知れませんので、調べてみて下さい。
建築資料館にHO−CAD専用掲示板があります。
4 アンインストール
コントロールパネルのアプリケーションの追加と削除から削除します。
なお、一部のファイルが残りますので、手動で削除します。
5 環境設定
インストールが終わっても、環境設定を行わないと使えません。
ここでは、新規にインストールした場合に必要な環境設定について説明します。
1 Paoを実際に使用する人の権限で、ログインします。
2 Paoを起動します。
3 リリースノートおよび簡単チュートリアルが現れますので、目を通して下さい。
4 HocTemp01>テンプレートを開く>OK で、Paoを立ち上げます。
5 ツール>@オプション>全般設定で ペン色 画面色 自動保存を設定します。
>操作設定で 使い安いように設定します。
>ターゲットレイヤで 移動複写先のレイヤを設定します。
>ショートカットで ショートカットキーを変更できます。
環境ファイルに書出で 名前を付けて保存しますと、いつでも呼び出せます。
6 ツール>A自動コマンド選択設定で、レイヤーグループ毎に下記が設定できます。
書き込みレイヤを選んだ時の ペン 線種 コマンド の自動選択
コマンドを選んだ時の 書き込みレイヤの 自動選択
ペンと線種を選んだ時の 書き込みレイヤの 自動選択
他のグループに複写もできます。
7 ツール>B既定義数値の設定で、数値ボタンに与える数値を設定します。
これは、ツール>@オプション>操作設定で、
数値入力の際にメニューボタンを数値化するに、チェックを入れている場合にのみ
使用できます。
8 ツール>重複線整理
本コマンドは動きませんので内容は確認していませんが、
たぶん、設定とは関係ないと思います。
9 ツール>属性設定
本コマンドは正規版で無いと動きません。
たぶん、P21で出力する時の設定をするのではないかと思います。
6 テンプレートファイルの作成
HO−CADは起動環境ファイルを保有していましたので、起動時はもちろん、
いつでも作図環境を変えることができました。
ところがPaoでは、起動環境ファイルは、テンプレートファイルに変わりました
P21では、色の種類 線の太さ 破線鎖線の間隔 等データの規定だけでなく
それらの使い方 レイヤーの分け方 レイヤーの名前まで、細かく規定されています。
つまり、テンプレートがとても重要になりました。
そこで、テンプレートファイルを作るための諸設定を、
と思ったのですが、どこをどうすれば設定できるのか、わかりません。
テンプレートとは言っても、普通のhocファイルのはずですが。
1 線の色
Paoは「規定のペン色」と「フィーチャ固有の色」の2つを使います。
「規定のペン色」は、ペン選択パネルのペン番号の色で表しており、
ツール>@オプション>全般設定で設定できます。
「フィーチャ固有の色」は、ペン選択パネルのペン番号の下の四角で表しており、
ペン番号を右クリックすれば設定できます。
なお、ペン色は6色ですが、SXFの色は既定義16色+ユーザー定義240色です。
SXFを読み込んだ場合は、256色を表現しなければなりませんので、
「フィーチャ固有の色」として、保持しているものと思われます。
黒 赤 緑 青 黄 マジェンタ シアン 白
牡丹 茶 橙 薄緑 明青 青紫 名灰 暗灰
2 線種
Paoは 既定義9種+補助線+拡張線種6種ですが、
SXFは 既定義16種+ユーザー定義16種あります。
実線 破線 跳び破線 点線
一点長鎖線 二点長鎖線 三点長鎖線
一点鎖線 二点鎖線
一点短鎖線 二点短鎖線 三点短鎖線
一点二短鎖線 二点二短鎖線 三点二短鎖線 未使用
hocとSXFを、どうやって整合させているか、わかりません。
また、SXFには補助線もありませんが、
これは非印刷レイヤーに書き込むことで対応すると思います。
3 線の太さ
HOは、線幅を持っておらず、印刷時に色毎に設定していました。
ところが、SXFでは、線幅も9種類が規定されています。
0.13 0.18 0.25 0.35 0.5 0.7 1 1.4 2mm
ということは、必ず設定しなければならないということですが、
設定方法が判りません。
たぶん、正規版だけにある機能だと思います。
4 文字種および文字種の色
Paoは10種類の文字種を持っていますので、
文字種毎の、ペンN0. 高さ 幅 間隔 を設定します。
文字>オプションパネル>文字種名を右クリック>選択を変更
(設定パネル表示)>各設定を変更>OK
このとき、ペンNoを変更すれば、「規定のペン色」が変更され、
文字色を変更すれば「フィーチャ固有の色」が変更されます。
なお、SXFは文字種を持っておらず、ワンポイントフォントのみですので、
SXFを読み込んだ時の文字列は、全てワンポイントフォントになります。
5 縮尺
縮尺ボタンをクリックすると、変更できます。
なお縮尺は、HOと同じく、グループ毎に設定できます。
縮尺を持たないdxfを読み込んだときは、計算にて縮尺を決めています。
6 グループレイヤーおよびレイヤーの名称
書き込みレイヤー牡丹を右クリックすると、16分割の画面が出ます。
各レイヤのタイトルをクリックすると入力できます。
なお、レイヤーの場合は0〜E-0〜15のレイヤー番号は残します。
SXFはレイヤーグループがありませんので、
これを削除すると問題がでるかもしれません。
7 必要な項目全てを設定したら、テンプレートとして保存します。
入出力>@ファイル>@保存>Cテンプレートとして保存>名前入力>保存