トップページへ                            H26.3.3

 

 

     Paoインストール 

 

 

事前に、作者のホームページにアクセスし、ダウンロードしておいて下さい。

 

 

 

1  新規インストールの場合

 

1 Administrator権限で、ログインします。

2 全てのプログラムを停止します。ウイルス対策ソフトも。

3 ダウンロードしたファイルを、解凍します。

4 インストールexeを起動します。インストールウイザードが開始します。

   ようこそ画面      次へ

   使用許諾誓約書     同意します。 次へ。

   Readme 情報      次へ。

   インストール先     C:\Program Files\H_OsThinkTank\HO_CADpao\

C:\HO_CADpao に変更します。 OK。次へ。

   インストール画面    インストール。

   完了画面        完了

 

 

赤文字の部分を削除した理由は、次の2つです。

     半角スペースが入っているので、図面が開けない原因になりうる。

     フォルダツリーが深くなると、不動作の原因になりうる。

 

 

 

2  HO−CADから乗り換える場合

 

Paoの新規インストールと、HO−CADのアンインストールを、行います。

この場合、HO−CADで使用していた次の3つのファイルをどうするかを

考えなければなりません。

    線変形マクロファイルhoh

    図形ファイルhoz (HO-CAD用ファイル)

    図形ファイルjwk (JW-CAD DOS版用ファイル)

線変形マクロファイルはパオにも付属しています。

従って、HO−CADで作成したマクロファイルが無い場合は、

削除して構いません。

もし、作成したファイルが有る場合、入れ替えしなければなりません。

 

図形ファイルは、大量に作成されていると思います。

よって、作成したファイルは、残しておかなければなりません。

もし、倍精度にしたい図形が有る場合は、作り直さなければなりません。

 

HO−CADの削除は、Paoをしばらく使用し、操作にも慣れ、

機能にも問題が無いことを確認してから行います。

削除までの間、どちらでも好きな方を使用できますので、

HOを使用しながらPaoの練習を行うことができます。

 

 

 

3  バージョンアップの場合

 

バージョンアップの場合、諸々の設定やデータを残さなければなりません。

残すものは、次の通りです。

    線変形マクロファイルhoh

    図形ファイルhoz jwk

    テンプレートファイルhoc

    標準環境ファイルini

 

これらを、バックアップしておき、新規インストールの後、

これらを差し替えるか、追加するというのが基本だと思います。

また、上書きインストールが出来るかも知れませんので、調べてみて下さい。

建築資料館にHO−CAD専用掲示板があります。

 

 

 

4  アンインストール

 

コントロールパネルのアプリケーションの追加と削除から削除します。

なお、一部のファイルが残りますので、手動で削除します。

 

 

 

 

5  環境設定

 

インストールが終わっても、環境設定を行わないと使えません。

ここでは、新規にインストールした場合に必要な環境設定について説明します。

 

 

1  Paoを実際に使用する人の権限で、ログインします。

2  Paoを起動します。

3  リリースノートおよび簡単チュートリアルが現れますので、目を通して下さい。

4  HocTemp01>テンプレートを開く>OK で、Paoを立ち上げます。

 

5  ツール>@オプション>全般設定で ペン色 画面色 自動保存を設定します。

             >操作設定で 使い安いように設定します。

             >ターゲットレイヤで 移動複写先のレイヤを設定します。

             >ショートカットで ショートカットキーを変更できます。

   環境ファイルに書出で 名前を付けて保存しますと、いつでも呼び出せます。

 

6  ツール>A自動コマンド選択設定で、レイヤーグループ毎に下記が設定できます。

       書き込みレイヤを選んだ時の ペン 線種 コマンド の自動選択

       コマンドを選んだ時の    書き込みレイヤの 自動選択

       ペンと線種を選んだ時の   書き込みレイヤの 自動選択

   他のグループに複写もできます。

 

7  ツール>B既定義数値の設定で、数値ボタンに与える数値を設定します。

   これは、ツール>@オプション>操作設定で、

   数値入力の際にメニューボタンを数値化するに、チェックを入れている場合にのみ

   使用できます。

 

8  ツール>重複線整理

   本コマンドは動きませんので内容は確認していませんが、

   たぶん、設定とは関係ないと思います。

 

9  ツール>属性設定

   本コマンドは正規版で無いと動きません。

   たぶん、P21で出力する時の設定をするのではないかと思います。

 

 

 

 

 

6  テンプレートファイルの作成

 

HO−CADは起動環境ファイルを保有していましたので、起動時はもちろん、

いつでも作図環境を変えることができました。

 

ところがPaoでは、起動環境ファイルは、テンプレートファイルに変わりました

P21では、色の種類 線の太さ 破線鎖線の間隔 等データの規定だけでなく

それらの使い方 レイヤーの分け方 レイヤーの名前まで、細かく規定されています。

つまり、テンプレートがとても重要になりました。

 

そこで、テンプレートファイルを作るための諸設定を、

と思ったのですが、どこをどうすれば設定できるのか、わかりません。

テンプレートとは言っても、普通のhocファイルのはずですが。

 

 

1  線の色

   Paoは「規定のペン色」と「フィーチャ固有の色」の2つを使います。

   「規定のペン色」は、ペン選択パネルのペン番号の色で表しており、

   ツール>@オプション>全般設定で設定できます。

   「フィーチャ固有の色」は、ペン選択パネルのペン番号の下の四角で表しており、

   ペン番号を右クリックすれば設定できます。

   なお、ペン色は6色ですが、SXFの色は既定義16色+ユーザー定義240色です。

   SXFを読み込んだ場合は、256色を表現しなければなりませんので、

   「フィーチャ固有の色」として、保持しているものと思われます。

     黒  赤  緑  青  黄  マジェンタ  シアン 白

     牡丹  茶  橙  薄緑  明青  青紫  名灰  暗灰

 

 

2  線種

   Paoは 既定義9種+補助線+拡張線種6種ですが、

   SXFは 既定義16種+ユーザー定義16種あります。

      実線       破線       跳び破線      点線

      一点長鎖線    二点長鎖線    三点長鎖線 

      一点鎖線     二点鎖線

      一点短鎖線    二点短鎖線    三点短鎖線 

      一点二短鎖線   二点二短鎖線   三点二短鎖線    未使用

   hocとSXFを、どうやって整合させているか、わかりません。

   また、SXFには補助線もありませんが、

   これは非印刷レイヤーに書き込むことで対応すると思います。

 

 

3  線の太さ

   HOは、線幅を持っておらず、印刷時に色毎に設定していました。

   ところが、SXFでは、線幅も9種類が規定されています。

   0.13  0.18  0.25  0.35  0.5  0.7  1  1.4  2mm

   ということは、必ず設定しなければならないということですが、

   設定方法が判りません。

   たぶん、正規版だけにある機能だと思います。

 

 

4  文字種および文字種の色

   Paoは10種類の文字種を持っていますので、

   文字種毎の、ペンN0. 高さ 幅 間隔 を設定します。

       文字>オプションパネル>文字種名を右クリック>選択を変更

       (設定パネル表示)>各設定を変更>OK

   このとき、ペンNoを変更すれば、「規定のペン色」が変更され、

   文字色を変更すれば「フィーチャ固有の色」が変更されます。

   なお、SXFは文字種を持っておらず、ワンポイントフォントのみですので、

   SXFを読み込んだ時の文字列は、全てワンポイントフォントになります。

 

 

5  縮尺

   縮尺ボタンをクリックすると、変更できます。

   なお縮尺は、HOと同じく、グループ毎に設定できます。

   縮尺を持たないdxfを読み込んだときは、計算にて縮尺を決めています。

 

 

6  グループレイヤーおよびレイヤーの名称

   書き込みレイヤー牡丹を右クリックすると、16分割の画面が出ます。

   各レイヤのタイトルをクリックすると入力できます。

   なお、レイヤーの場合は0E-015のレイヤー番号は残します。

   SXFはレイヤーグループがありませんので、

   これを削除すると問題がでるかもしれません。

 

 

7  必要な項目全てを設定したら、テンプレートとして保存します。

   入出力>@ファイル>@保存>Cテンプレートとして保存>名前入力>保存