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ファイルの変換 と データの貼り付け
本資料は、HO−CAD専用掲示板によく出てくるソフトをまとめたものです。
ただし、ほとんど動作の検証をしていませんので、あらかじめおことわりしておきます。
また、私の知識不足による間違いも少なくないと思いますので、その切はご容赦願います。
旧HO−CADが持っていたクリップボードは、Paoでは削除されました。
よって、本書で言うクリップボードとは、Windowsのクリップボードのことです。
なお、クリップボードのサイズはA3より少し小さいくらいしかありませんので、
図面が縮小される場合もあると思います。
ファイルを変換するためのソフト
Paoが入出力できるファイルは、hoc jwc sfc p21 dxf の5つです。
よって、これらを変換してくれるコンバータ、これらに変換してくれるコンバータを、
集めてみました。(CADも含んでいます)
JW−CADforWin HO−CADユーザーには定番と言えるものです。
jww jwc sfc p21 dxf を入出力。
Jac Convert シェアウエアです。
HO−CADユーザーには定番と言えるものです。
jww jwc jwk sfc dxf dwg を、
jww jwc sfc dxf dwg pdf pda に変換し保存。
emfでクリップボードにコピーも可能。
em jwc emf ファイルを開き、画面上の選択範囲を、
emf bmp jpg に変換し保存。
emf bmpで、クリップボードにコピーも可能。
CubePDF 印刷出来るデータは全て、pdfに変換します。
A1サイズも変換できますので、図面屋には重宝します。
以上の4つは私も使っています。
PDFas 多数のPDFファイルを結合し、
ひとつのPDFにまとめることができます。
逆に、多数のページに分割することもできます。
BMP2MONO bmpを、白黒2値のbmpに変換。
Scan BMP Monkeyには必須。
Scan BMP Monkey 白黒2値のbmpを、jwc dxf txt に変換。
注1 ファイルをpdfに変換するソフトは、フリーでもたくさんあります。
このタイプのソフトは、プリンタとしてWindowsにインストールします。
よって、印刷可能のものは全て、PDF変換ができるということです。
注2 以前は、emfでワードやエクセルに貼り付けることもしていましたが、
この頃は、もっぱらPDF変換しています。
注3 dwg dxfは、HO-CAD JW-CAD にとっては、最悪のデータです。
なにしろ、縮尺がありませんし、文字種 線種 には制限がありません。
Jac-Convertをもってしても、なかなか正しく変換できません。
できれば、hoc>jwc>jww>sfc の優先順序で
データを頂きたいと思う毎日です。
データを貼り付ける形式
張り付けたデータの性質(と言っていいのかどうかは?)は、次の4種類です。
1 貼り付け―――――――――貼り付け先のデータになります。
2 形式を保存して貼り付け―――――元の形式で貼り付けられています。
従って、データを作成したソフトを起動して、
修正することができます。
3 リンク貼り付け―――――元の形式で貼り付けられています。
同時に、元データへのリンクも張られています。
よって、元のデータが修正されている場合には、
貼付先のデータに反映させることが出来ます。
また、元データを呼び出して、編集することも出来ます。
このファイルを、メールやCD等で出力した場合は、
当然のことですが、リンクが切れます。
4 OLE貼り付け―――――貼り付け先を、データを作ったソフトで制御できます。
そのために、小さなソフトを埋め込みします。
このソフトをActiveXコントロールと言います。
OLEにWEB機能を追加したものが、ActiveXです。
また、ActiveXは、セキュリティの関係で、
使用することがなかなか難しいようです。
HO-CADに同梱されているHO-CAD ActiveXコントロールも
別に配布されているOLEオートメーションも
なかなか動いてくれないようです。
と、HO−CAD用に書きましたが、
Paoにおいては1と2だけだと思います。
Paoからデータをクリップボードにコピーするには
[Print Screen] ――――― 画面全体をクリップボードにbmpでコピー。
画面全てであることに注意。
[Alt]+[Print Screen] ―――― HO画面をクリップボードにbmpでコピー。
HO画面全てであることに注意。
JWCファイルを、Jack Convertやemで開き、
指定範囲内のデータを、emfやbmpでクリップボードに保存し、
クリップボード内のemfやbmpデータは、
エクセル ワード ペイントに貼り付けることができます。
エクセルにデータを入力するには
[貼り付け] ――― クリップボードから貼り付け
exl doc txt bmp emf 等がコピー出来る。
[貼り付け]>[▼]>[リンク貼り付け]
――― クリップボードからリンク貼り付け
貼り付け元のデータ形式で貼り付けられます。
EXCELでは、編集できません。
[貼り付け]>[▼]>[形式を選択して貼り付け]>[貼り付け]
――― クリップボードから図形として貼り付け
ダブルクリックで、作成元のソフトが起動します。
[貼り付け]>[▼]>[形式を選択して貼り付け]>[リンク貼り付け]
――― 標準クリップボードから図形としてリンク貼り付け
EXCELでは、編集できません。
[挿入]>[図]>[ファイルから] ――― wmf emf bmp jpg png tiff 他
[挿入]>[オブジェクト]>[ファイルから] >[リンク有/無]
――― 上記の他ActiveXで指定したファイル形式
エクセルからデータを出力する
範囲を選択>[コピー]―――――クリップボードにexlでコピー
Paoが、オブジェクト挿入できるデータで保存する方法
@ 罫線を書き込む
A [ツール]>[オプション]>[表示]でセルの枠線を消す
B 範囲を選択し、[ファイル]>[印刷範囲]で印刷範囲を設定する
C 名前を付けて保存する
D エクセルを閉じる(閉じた方が良いようです)
OLEオートメーション 岡崎様作
Table From Excel To
HO-CAD4 OLEオートメーション
X−J エクセルの選択範囲をjwcで保存
またはクリップボードにコピー
jwcデータをワークシートに書き出し
ワークシートのデータからjwcファイルを作成
エクセルtoSXF エクセルをSXFに変換
HO−TOOLS 建具寸法を入力し、HO−CADで作図
EXCEL-Civil-Calk-F版 HO−CADへの出力もできる測量計算ソフト
SIMA & 数値地図-HO SIMA座標や数値地図をHO−CADに出力
A−SurveyCE 測量計算
Geo Mini 2 測量計算
Giopian 測量計算
Paoで使用できるのはどれなのか、確認していません。
HO−CADにデータを入力する
[画像等]>[クリップボードから貼り付け]>
―――――
[画像等]>[画像読込]>ファイル選択
――――― bmp jpg wmf
これらのデータは、bmpで貼り付けされる
位置とサイズの編集が必要
[画像等]>[オブジェクト]>[オブジェクト挿入]>[ファイルから作成]>[リンク有/無]
――――― exl doc txt bmp pdf 他
位置とサイズの編集が必要
リンク無しの場合形式を保存した貼り付けとなります。
右クリック>[編集]/[開く]でソフトが起動し、編集できます。
リンク有りの場合形式を保存したリンク貼り付けとなります。
右クリック>[編集]/[開く]で元データの修正が取り込まれます。
同時に、ソフトが起動し、編集も出来るようになりますが、
ここで編集すると、元のデータと内容が違ってしまいますので、
やらない方が賢明と思います。
注 貼り付けたデータの扱いは、次のようになります。
hoc形式で保存した時 保持されます。
Jwc形式で保存した時 削除されます。
sfc形式で保存した時 1枚だけ保持されます。
ここも、動作の確認はしていません。
BMPとEMFについて
bmpは点データですので、拡大縮小すると、線の太さが変わってしまいますし、
拡大すると、ギザギザが目立つようになります。
一方、 emfは線データですので、拡大縮小しても、線の太さは変わりません。
よって、 emfで貼り付けたものは、きれいに印刷できます。
注 bmpは、emfの画像表示形式ですので、広い意味ではemfです。
また、bmpは、画面そのものをコピーします。
従って、HO−CADで表示倍率の関係で、文字列が枠線で表示されている時に、
Bmpでコピーした画面では、文字は枠線になってしまいます。
一方、emfは文字データ線データですので、画面では枠線で表示されている文字も、
文字として読み込んでくれます。
私のホームページでは、図形を使用していますが、次の方法で作成しています。
@ HO−CADで作図し、jwc形式で保存。
A emで読み込み、emf形式でクリップボードにコピー。
B ワードを立ち上げ、文書にクリップボードからemfを貼り付け。
C 文書をhtml形式で、ホームページのフォルダに保存。
↑
小さな図を貼り付ける場合です。
大きなものは、PDF変換しそのまま使用しています。
図面(本格的な)は書かなくなって数年経ちました。
本文章を読んでいて、忘れたというか、意味が分からないと言うか、
そのような個所がたくさんありました。
少し、調べ直し、表現を容易にできるところは、容易にしました。
ただ、完璧に直すとなると、時間がかかりますので・・・・・・・。
バージョンが、正規版でも無く、β版の0.9でも無く、β版の0.7について
書いてあるなど、その最たるものです。