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       SXFとは 

 

 

 

 

データ交換の国際規格

CADデータ交換のための国際規格、というものがあります。

ISOが制定した中間ファイル形式STEP/AP202がそれです。

ISO    International Organization for Standardization 国際標準化機構

STEP   Standard for the exchange of product model data の略

正式名称 ISO10303 product data representation and exchange

 

 

 

データ交換の日本の規格

日本でも国土交通省が、STEP/AP202に準拠した規格を制定し、

CALS/EC(情報化)において、2003年度から運用しています。

それが、SXF(Scadec Exchange Format)と呼ばれるものです。

 

SCADEC  Standard for CAD Date Exchange in Japanese Construction Field

CADデータ交換標準開発コンソーシアム

 

 

 

SXFの種類

SXFは、STEP/AP202に準拠していますが、

ファイル形式に2種類、そのレベルに4種類あります。

 

ファイル形式

P21  電子納品時の正式ファイルであり、受発注に使用されます。

よって、図面の再現には必要の無い情報も含まれています。

sfc  Scadec Feature Comment file

図面の再現に必要な情報のみであり、

ファイルサイズが小さいので、現場で使用されます。

 

 

レベル

レベル1  画面上で図面を正確に表示するために最低限必要なレベル

レベル2  2次元CAD製図データとして最低限必要なレベル

レベル3  STEP/AP202の製図機能(3次元)を全て満たすレベル

レベル4  STEP/AP202に加え、属性情報をも扱うレベル

[建設分野特有の意味合いも、属性情報として付け加えられ、

例えば、土量の自動積算等が可能となる]

 

なお現時点では、レベル2によることとなっています。

また、データ容量は、P21で3〜8倍に、sfcで3倍位になるようです。

 

 

 

電子納品

電子納品とは、今まで紙で行われていた図面や資料の納品を、

パソコンデータであるP21で行うものです。

これにより、データの再利用が可能になりますので、

スピードアップ ミスの低減 等の、効率化が図れます。

 

なお、電子納品には、細かな規定があります。

国土交通省の電子納品に関する要領・基準によれば、

メディアの種類およびメディアへの表記の方法

使用してよいファイルの形式(拡張子)

フォルダの構成およびフォルダ名の付け方

ファイルの構成およびファイル名の付け方 等、

細かく規定されています。

 

さらに、収納するCADデータにも、

図面サイズ 作図範囲 表題欄の寸法および内容 タイトルの付け方

レイヤの分け方 レイヤ名の付け方

線種 線色 線の太さ 文字の種類 の使い分け 等、

細かな規定があります。

 

 

SXFについては、下記を参照して下さい。

CADデータ交換標準開 の CADユーザーのページ

電子納品チェックシステム

SXFブラウザVer3.00

 

 

各CADの対応状況

HO−CAD       P21 sfc に対応  Ver2.40より

JW−Win       p21 sfc に対応  Ver3.50より

JW−CAD       対応無し

AUTO−CAD     対応無し

Pao          sfc P21 に対応

 

 

 

 

SXFコンバータ

SXFブラウザ            表示のみ 無償 国土交通省

Jac Convert        sfc JWC JWW DWG

NS SXFトランスレータ for JW-CAD   p21 sfc JWC

NS SXFトランスレータ for JW-WIN   p21 sfc JWW

SXF Converter for DWG        p21 sfc DWG DXF