あっけら館 別館
(VAS時代の与太話)
昭和60年10月に独立したので、もう20年になった。
この間、心掛けてきたことが、4つある。
@ 相手の話をよく聞く。
これをしないと、トラブルのもとになる。
言った、言わない、が始まる。
A 図面は、必ず付ける。
見積書だけでは、理解してもらえない。
説明も楽だし、誤解も無くなる。
相手の考えが煮詰まっていない場合には、案を3つ出すことにしている。
B ウソはつかない。
ウソをつけば、ウソをついたことを覚えていなければならない。
私のメモリは小さいので、そんなことには使えない。
C 失敗したら、素直に謝る。
人間は寛容なものである。
許さないと言われたことは一度も無い。
次回、挽回すれば良いだけの話である。
独立してすぐ、雄物川町の広報無線の手伝いを頼まれた。
個々の家々に、個別受信機を取り付けるのである。
ダイヤルの無いラジオみたいなものである。
受信機の取り付け事体は簡単なものである。
問題は、アンテナである。
配線をしなければならない。
壁には穴を明けなければならない。
私は、その日の工事が終わると、
翌日予定している4件の家々を回った。
アンテナの位置、配線ルート 配線方法 時刻 等を、
打ち合わせさせて頂いた。
おかげで、工事は順調にすすんだ。
受信機の数は、270台だったと思う。
この作業は長期戦である。
その内に、冬になった。
あるとき、お婆ちゃんが雪かきしていたので、手伝ったことがあった。
その集落の作業は、ことさら順調だった。
何軒かでは、お昼もご馳走になった。
二井山という集落だった。
雄物川の仕事が終わったら、次の仕事がどっと来た。
県社会福祉会館 メトロポリタンホテル秋田 県保健センター である。
とても、ひとりで出来る量ではないので、大勢の方に手伝いを頼んだ。
それでも、夜なべ仕事の連続になった。
メトロポリタンホテル秋田様とは、現在も懇意にさせて頂いている。
アトリオンの仕事は大変だった。
量も量だが、建築が遅れたのである。
その後数年間は、アトリオンに居たと話すだけで、
たくさん電気工事屋さんと仲良くなれた。
現場では、現場打ち合わせと言うものがある。
しかし、こちらは、元をただせば図面屋である。
全て図面化してあるから、何を聞かれても怖くはない。
頭にも入っているから、テキパキ答えられる。
秋田テルサの工事をしている時、
「後は君の好きなようにしていいよ。」と設計事務所に言われた。
県民会館の改修工事は頭を使った。
ある年、ミキサーとアンプを更新した。
ところが翌年、全面改修することになった。
当然、ミキサーとアンプは再使用である。
という訳で、現場が判っている私に、お声がかかった。
しかし、機器の再利用とは、システム設計が案外難しいものであった。
使える機器が決まっているのである。
制約が多いということなのである。
旧岩城町役場に、可搬型の音響設備を納入させて頂いた。
ミキサーは8チャンネルの可搬型WR−33
ワゴンAは、ワイヤレス カセット CD
ワゴンBとCは、パワーアンプ
スピーカはBOSE802を6本である。
ワゴンのコネクタにも、接続コードのコネクタにも、番号を振ってある。
同じ番号同士を接続するだけなので、誰にでもセットできる。
この設備は、今も大活躍している。
旧藩祭 花火大会 盆踊 ワイン祭 等である。
これを納入した時、岩城町役場の全音響設備を、無料で点検させて頂いた。
岩城会館のマイクコンセントをみて、驚いた。
2回路のマイクコンセントが、パラ接続されているのである。
これでは、片方のマイクをOFFにすれば、もう片方もOFFになってしまう。
さっそく、配線を追加した。
岩城町議場の音響設備も、更新させて頂いた。
実は、私にとっていわくつきの設備だったのである。
松下が受注し、私が工事させてもらうことになっていた。
ところが、設計図面を見て驚いた。
理論的に不可能なシステムなのである。
マイクは議員席ではなく、天井に付けることになっている。
そのマイクの傍には、スピーカが付く。
これでは、ハウリング発生設備である。
松下に、システム変更をお願いした。
その結果、松下が(私がではない)降ろされた。
改修工事を受注した時、どういうシステムになっているのか確認した。
音響設備では無く、録音設備になっていた。
つまり、天井マイクは、カセットデッキに接続されていたのである。
それなのに、マイク用の床配管はあった。
不思議である。
岩城町で、ビデオ編集設備の見積もり合わせがあった。
私は、松下製を140万で見積もりし、某会社はソニー製を180万で見積もりし、
私が負けた。
スペックの違いを正直に申告したことが、負因であった。
仕様比較表
品名 |
仕様 |
要求された性能 |
見積の性能 |
|
DVノンリニア編集システム |
CPU |
PentiumU333MHz |
PentiumV500MHz |
|
|
RAM |
SDRAM128MB |
同左 |
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HDD システム |
2GB |
18GB |
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|
HDD AV |
14GB |
システムと共用 |
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|
CD−ROM |
32×ATAPI |
40×ATAPI |
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|
FDD |
3,5インチ×1 |
同左 |
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|
Keyboard |
日本語109 |
同左 |
|
|
MOUSE |
Intelli Mouse |
同左 |
|
|
SCSI |
U/W |
同左 |
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|
Sound |
Sound blaster |
同左 |
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DV Capture |
DVRex-M1 |
Canopus DVRaptor |
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CRT |
17インチ(ソニー) |
17インチ(松下) |
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|
Speaker |
MM-1W(BOSE) |
EAB-MPC51(松下) |
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|
USB |
|
2ポート |
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|
編集ソフト |
MediaStudioPro5,0J |
MediaStudioPro5,2J |
|
|
OS |
WindowsNT4.0 |
Windows98 |
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|
||||
品名 |
仕様 |
要求された性能 |
見積の性能 |
|
DVカセットレコーダー |
映像入力 |
V×1 S×1 |
V×3 S×3 |
|
|
映像出力 |
V×2 S×1 |
V×2 S×2 |
|
|
デジタル入出力 |
iLINK×1 |
iLINK×1 |
|
|
音声入力 |
ステレオ×1 |
ステレオ×3 |
|
|
音声出力 |
ステレオ×1 |
ステレオ×2 |
|
|
コントロール |
RS−232C LANC KONTROL−S |
RS−232C LANC システムE |
|
|
||||
品名 |
仕様 |
要求された性能 |
見積の性能 |
|
デジタルカムコーダー |
撮像素子 |
1/4インチCCD×3 |
同左 |
|
|
有効画素数 |
38万 |
27万 |
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|
レンズ |
4.3mm~51.6mm |
4.0mm〜48.0mm |
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|
ズーム |
光学12倍デジタル48倍 |
光学12倍デジタル30倍 |
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|
ビューファインダー |
18万ドットカラーLCD |
16万ドットカラーLCD |
|
|
LCDモニター |
3,5インチ |
2,5インチ |
|
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最長記録時間 |
40分 |
60分 |
|
|
質量 |
890g |
690g |
|
確かに、スペックは満足していない。
しかし、天下の松下の製品である。
何ら問題は無いはずである。
と思うのは、私のひとりよがりであろうか。
亀田城佐藤八十八美術館のDVD再生設備の見積もり合わせがあった。
お客さんが選択ボタンを押すだけで、プログラムを再生する設備である。
当然、DVDをリモコンしなければならないので、民生用ではダメである。
しかし、スペックは、民生用DVDである。
早速、役場に相談したが、業者が決まってから考えるという。
幸い、私に決まったので、相談に行った。
が、業務用DVDはプレーヤーだからダメという。
確かに、スペックはレコーダーになっている。
松下に相談したら、コントローラーを作れるというので、
民生用のまま納品することにした。
ところがである。
出来てきたコントローラーは、希望するものではなかった。
私は、ワンボタンで動かすコントローラーを希望したのに、
ただの学習リモコンだったのである。
そんなものは、私でも作れる。
しかたがないので、コントローラーを動かすコントントローラーを自作した。
こんなことなら、プレーヤーとレコーダーと2台納めたほうがよかった。
この頃の、AV機器は難しい。
まだ、問題があった。
既存のソフトを、DVDにダビングしなければならない。
幸い、HDD内蔵のレコーダーである。
HDDに一旦ダビングし、そこから再度ダビングするつもりでいた。
ところがである、HDDにダビングは出来たが、
HDDから、DVDへのダビングが出来ないのである。
どーも、コピーガードがかかっているようだ。
役場が作らせたソフトである。
著作権は役場にあるのではないのか。
コピーガードを掛ける必要がどこにある。
本金西武の放送設備は、特注品が多くなってしまった。
受注までに、4回打ち合わせし、仕様を固めたはずだったのだが、
受注してから、機能の追加希望がたくさん出たのである。
6chタイマーを、1台追加する必要にせまられた。
しかし、予算は無い。
リレー回路を組んで、なんとか間に合わせた。
しかし、こういう無理をすると、使いづらくなってしまう。
由利工業高校の第1体育館は、少し問題があると思っている。
設計時にはミキサー室だった場所が、螺旋階段になり、
隣の職員室にミキサーを設置せざるを得なかったのである。
従って、舞台が見えなくなってしまった。
ボリュームコントロールが出来るワイヤレスマイクで逃げているが、
たぶん、使いづらいと思われる。
秋田ビューホテルの改修工事は、腕の見せ所だった。
6台のミキサーで、10室の制御をするのである。
部屋割りパターンは22もあった。
しかも、部屋割り制御は、各部屋でのワンボタン操作である。
さらに、営業は止めないので、空いている部屋をひとつづつ、更新していくのである。
あっけら館本館でも述べたように、ここの設備は問題があった。
システムを全面的に変える必要もあった。
このシステムの構築には、頭をフル回転させた。
配線の追加と、制御ユニットの製作が必要になった。
制御ユニットは自作した。
事前に、動作確認をしていたとはいえ、
ちゃんと動くかどうか、心配だった。
本荘東中学校でも、ちょっとした冒険をした。
メーカーがダメだということをしたのである。
インターホン設備があったが、工事中ドアホンの追加の要望があり、
ドアホンを3台しか接続できないというのに、5台付けたのである。
メーカーに、3台しか接続してはいけない理由を尋ねたが、
どうも納得いかない。
そこで、回路図を取り寄せ検討した。
電源容量の問題があるだけで、台数に制限は無いように思えた。
念のため、家で実験したが、なんら問題は無かった。
大内町総合体育館の音響設備は、システムの大変更をさせて頂いた。
ここは、多目的体育館である。
ステージを使うことも多いはずである。
それなのに、天井スピーカが15台もあるのに、
メインスピーカが無いのである。(注 ステージとハネ返りはあった)
そこで、天井スピーカは、2階席用の8台だけにして頂いて、
メインスピーカ4台を、追加させて頂いた。
また、メインスピーカは、普通体育館で使う機種の1ランク上のものにした。
結果は、大成功だったと思う。
こんな無謀なことが出来たのも、発注者 設計 工事会社 メーカー 全ての意見が
一致したからではなかったろうか。
それにしても、折衝に当たられた本荘電気の工藤さんは、難儀したと思う。
建築にも、900W1200H800Dもある大きなスピーカボックスを取り付けて頂いたので、
迷惑を掛けてしまった。
このところ、学校の放送設備の修理が多くなっている。
が、機器の故障は皆無である。
手抜きと言うか、結線ミスと言うか、人的な不具合が多い。
放送設備の何たるかを知らずに、仕事したとしか思えない。
きちんとした仕事がなされているかどうかは、端子盤を見ればすぐ判る。
自分の学校の端子盤を見て頂きたい。
どういう結線になっているのか、理解できない端子盤がほとんどであると思う。
アッテネータの結線ミスも多い。
放送用スピーカは3線引きが基本であるが、
3線で配線する意味を知らないのである。
人の2倍は丁寧な仕事をしている自負がある。
3線引きに対しては、3段の端子台を使う。
これは電材店でも売っていないので、取り寄せてもらっている。
端子台の結線図は必ず書く。
端子台には端子名称を必ず付ける。(系統番号と系統名)
端子キャップは色を分ける。(N黒 R黄 C白 EMG赤)
しかし、いくら丁寧な仕事をしても、
それを理解してくれる人は、残念ながらいない。
放送設備に携わる人には、知っておいて頂きたいことがある。
@ 3線引きの意味
A アッテネータの結線方法
B アンプとスピーカの、ローインピーダンスとハイインピーダンスの違い
C 優先順位設定の重要性
D 消防法に規定されているスピーカの設置方法
これらは、基本中の基本であるが、
意外と知らない人が多い。
音響設備に携わる人には、別の知識が必要である。
@ 平衡と不平衡の違い
A dBとdBVとdBvとdBsとdBmとdBμとdB-SPL の違い
B アメリカ方式とヨーロッパ方式と混合方式の違い
C ロー送りハイ受けの意味
D シリース結線とパラ結線とシリパラ結線の違い
E BTL結線の意味
F ダンピングファクタの意味
G アースの取り方
アースの取り方は難しい。
私も今だに判らない。
アースは取ればいいというものでもないらしい。
アースを取ったらノイズが増えたということもあると聞く。
現に、アースを切るためのスイッチをわざわざ設けている機器もある。
ただ、必要な時、アースが取れるようにしておくことは必要であろう。
県民会館の音響設備と、小学校の放送設備と、どちらが難しいであろうか。
私は、放送設備だと思う。
放送設備には、制御がからむからである。
放送設備およびそれに接続される設備は、下記のように多種である。
防災アンプ デスクアンプ AV卓
非常リモコン 一般リモコン レピータ 体育館音響設備 チャイム
電話設備 インターホン設備
これらは、優先順位も設定しなければならない。
さらに、防災アンプとAV卓は、プログラムを組まないと動かない。
防災アンプを起動すると、チャイムが止まってしまう学校が
たくさん有るのではないかと思う。
音響設備は、別の難しさがある。
性能第1だからである。
マイクケーブルを、100mも引き回すのである。
ノイズを拾わないようにするノウハウが必要である。
試しに、マイクケーブルの芯線に、指を触れてみるといい。
それだけで、大きな雑音がでる。
電線は、次の4種類に分けることができる。
微弱信号 ――― 音声ケーブル アンテナケーブル 映像ケーブル
中電圧 ――― スピーカケーブル 制御ケーブル
デジタル ――― 制御ケーブル LANケーブル
電源 ――― 電源ケーブル 照明ケーブル 動力ケーブル
これらは、できるだけ離して配線する必要がある。
配線が終わったものを、やり直してもらうのは難しい。
配線方法をも、あらかじめお願いしておく必要があるのである。
音響測定を頼まれることがある。
その中の、残響時間測定には困ってしまう。
測定が難しいのではない。
これは、建築の範疇だからである。
適切なデータが取れれば問題はない。
もし、不適切なデータだった場合、どうすればいいだろうか。
壁 床 天井を作り直さない限り、治らないのである。
暗騒音や、ドアや窓の遮音性能も、同様である。
設計や建築の方々には、建築音響の勉強をして頂きたいと、切に願う。
残響時間の計算を頼まれることもある。
計算式は判っているし、計算自体も難しくはない。
しかし、これは、ほぼ不可能である。
計算式に入れるデータが無いのである。
穴あき板の場合を例にとろう。
板の材質 板の厚さ 穴の大きさ 穴の間隔、
躯体までの空気層の厚さ 吸音材の種類 吸音材の厚さ 吸音材の重さ
これらによって、吸音率は異なるのである。
穴あき板メーカーに問い合わせたことがあるが、
大学の研究室にでも聞けと言われた。
従って、私が算出した値は、信用ならない。
音響設備には、イコライザがつきものである。
GEQとかPEQとかDEQとかDMEとかDMPとか言われるものである。
音響測定とは、測定することでは無い。
これらを設定することである。
プロの人にこれの設定を頼むと、少なくても50万はかかる。
学校の体育館を頼めるような金額では無い。
なにしろ、工事費より高いのである。
私は、安物ではあるが、一応測定器を使って設定していたが、
安物であるため、手間がかかる。
そこで、大内町体育館では、パソコンを使った。
幸いなことに、フリーのソフトを見つけたのである。
FFT計算をさせて、リアルタイムで表示させたのである。
残念ながら、残響時間の測定だけは、測定器を使わざるを得なかったが。
他の工事屋さんは、どうしているのだろうか。
残響時間の計算は、非常放送でも必要である。
体育館とかプールとか、大空間の場合である。
しかもこの計算は、ホール音響よりも難しいのである。
普通、残響時間は500Hzでの値を言う。
そこで、まず500Hzでの値を求める。
この値が、3秒未満ならそれで済む。
もし、それを超えたら、2000Hzでの値も求めなければならないのである。
500Hzでのデータも無いというのに、
2000Hzでの計算もしろと言うのである。
全く無理な話である。
確かに、学問的には正しいと思う。
しかし我々は学問をしているのでは無い。
こういう法律を作る人の、頭の中を見てみたい。
しからば、どうするか。
旧前の方法で押し通すのである。
つまり、このような計算はしないのである。
消防署も判っているのか、
それでダメと言われたことは無い。
しかし、明日はわからない。
頭が痛くなる。
私はPA屋ではないが、PAの真似事もしないわけではない。
旧岩城町の、旧藩祭 花火大会 盆踊 ワイン祭 等がそれである。
全て屋外の行事なので、天候に左右されるのが難である。
この中で、花火大会だけは体力勝負である。
浜小屋の前だけでも、200mはある。
全部会わせれば、400mをカバーしなければならない。
スピーカケーブルだけでも、600mはある。
足元は、砂浜でもある。
のんびりゆっくりやることにしている。
5年ほど前まで、エレクトロニクスライフと言う雑誌があった。
NHK出版からの刊行であった。
リレー回路しか判らない私にとって、
アナログ回路デジタル回路の、入門書であった。
回路を組む訳では無いが、大いに参考になった。
カタログだけでは判らないことも多い。
実施設計は、全てを判っていなければ出来ない。
そこで、特別にお願いしてテクニカルガイドを送ってもらっていた。
現場で余った工事説明書取り扱い説明書は、保存した。
今はITの時代である。
必要な資料は、ダウンロードできるようになった。
20年たったが、いまだに一人である。
そのかわり、手伝い手伝われの関係の人が何人かいる。
今後も、このままだろうと思う。
ひとりは大変だろうと言う人も有るが、そんなでもない。
電気工事屋さんと仲良くしていれば、いくらでも手伝ってもらえる。
手伝ってもらった分、こちらも手伝えば良いのである。
今年、2種電気工事士の試験に受かった。
60の手習いである。
私は、電気工事はしていないので、無くても差し支えはないのだが、
工事士も無いのか、と言われるのが癪だったのである。
そういえば、パソコンは50の手習いであった。
今では、パソコン無くしては、仕事が成り立たなくなっている。
建築図面がメールで送られてくる。
それに配線図を描き込んでメールで送り返す。
という具合である。
配線図だけでは無い。
系統図 システム図 姿図 も描く。
取り付け要領図や特注品の設計図も描く。
使用しているCADはHO−CADである。
フリーのソフトではあるが、すぐれものである。
フリーのCADとしては、JW−CADの方が良く使われている。
こちらの方が、機能が多いからである。
しかし私は、HO−CADで満足している。
この頃は、文書もHO−CADで書くことも多くなった。
ちょっとした図があると、説明がしやすいと言うことは多い。
修理報告などは、その典型であろう。