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            世界4大宗教

 

 

世界4台宗教と言えば、下記の1位から4位までですが、

3大世界宗教といえば、民族宗教であるヒンズー教が除かれます。

  1位  キリスト教  19億人

  2位  イスラム教  10億人

  3位  ヒンズー教   7億6千万人

  4位  仏教      3億4千万人

  5位  シーク教      2千万人

 

 

日本での出来事は青色で示す  バラモン教ヒンズー教は緑で表す

仏教

キリスト教

イスラム教

仏教は、バラモン教と土着の

信仰からできた。

 

ヒンズー教は、バラモン教が、土着信仰を含有して出来た

 

よって、仏教とヒンズー教に

は、多くの共通の神がいる。

 

特に密教は、ヒンズー教の

教義も取り入れているので、

より、ヒンズー教に近い。

仏教もヒンズー教も、互いに

相手を1派ととらえている。

イスラム教はキリスト教を元にして生まれ、

キリスト教はユダヤ教を元にして生まれた。

つまり、これら3つの一神教の神は同一であり、

神の言葉を伝える預言者が異なるだけ。

ユダヤ教  ―― モーゼ

キリスト教 ―― キリスト

イスラム教 ―― ムハンマド

同一神なので、聖地も同じエルサレムである。

イエスの、ユダヤ教の1派に

反抗する運動から、キリスト教は生まれた。

当初はユダヤ教を改革する

ための、ユダヤ教の一宗派

であった。

当時のアラブ世界は、

多神教であった。

よって、唯一神のみを

信ぜよという啓示は、

キリスト教の啓示である

とムハンマドは考えた。

BC20c アーリア人(白系)

がインドに侵入。

バラモン教を作る。

 

 

 

BC1270頃 モーゼと共に

ユダヤ人がエジプトを出

パレスチナに戻り

イスラエルを建国

 

 

BC6C ユダヤ教出現

 

BC463,4,8 釈迦生誕

 

 

BC383,2,15 釈迦入滅

 

 

4ケ月後 第1回仏典結集

    経典は作成せず

 

 

BC5c バラモン教のヒンズー

   教化が始まる

BC445頃 ユダヤ経の聖典

(旧約)聖書が作られる

 

BC3c 上坐部(南伝仏教)と

 大衆部(北伝仏教)に分裂

 

 

BC3 梵語で経典を作る

   初めての文書化

BC4 イエス生誕

 

BC2頃 北伝仏教が中国へ

    伝わる

 

 

 

30 イエス刑死

 

1c頃 大衆部から大乗仏教が

    生まれる

70エルサレムがローマ軍に

  破壊され、ユダヤ人の離

  散が始まる

 

2c 大乗仏教が中国に伝わる

2c4c 新約聖書の成立

 

4c ヒンズー教が仏教を

  凌ぐようになる

 

 

538 大乗仏教が日本に

   伝わる

 

570頃 ムハンマド生誕

7c 中国で、禅宗浄土宗が

   発展

 

610頃 ムハンマド

   神の啓示を受ける

629645 玄奘が

     インドに赴く

 

632 ムハンマド死去

645 大化の改新

 

661シーア派(血統系)と

 スンニ派 に分離

710 平城京に遷都

 

 

752 奈良大仏開眼

 

 

788 最澄比叡山を開く

 

 

794 平安京に遷都

 

 

804 最澄空海

遣唐使として渡海

 

 

823 空海東寺下賜される

 

 

 

1054ローマカトリックと

ギリシャ正教会が分離

10c イスラムの北インド

   侵攻が始まる

 

1071 トルコがエルサレム占領

 

1096 第1回十字軍派遣 第9回まで続く

1175 法然が浄土宗を開く

 

 

1191 栄西が臨済宗を伝える

 

 

1192 鎌倉幕府開く

 

 

1224 親鸞が浄土真宗を開く

 

 

1227 道元が曹洞宗を伝える

 

 

1253 日蓮が日蓮宗を開く

1271 第9回十字軍派遣

 

1294 中国でカトリックの

   布教を開始

1299 オスマン帝国建国

 

14c ヒンズー教による

   仏教の包含が始まる

 

14c インドネシアに

 イスラム国家ができる

1338 室町幕府開く

 

 

1488 加賀一向一揆が起こる

1492 アメリカ大陸発見

 

 

1517 ルターの宗教改革

   プロテスタント誕生

 

1549 フランシスコ-ザビエルが、日本にキリスト教を伝える

 

1571 織田信長

   延暦寺を焼き討ち

 

 

1587 豊臣秀吉がバテレン追放令を出す

 

1603 江戸幕府開く

 

 

1603 本願寺が東西に分裂

 

 

1612 江戸幕府、キリスト教禁止令を出す

 

 

1620 ピューリタンの

   アメリカ移住開始

 

1665 諸宗寺院法度を発布

1642 ピューリタン革命

17c末 オスマン帝国の

    衰退始まる

 

1724 清国、キリスト教禁令

 を出す

 

1868 明治維新

 

 

1868 神仏分離令

 

 

 

 

1947 パキスタン独立

 

 

1971 バングラディシュ

 独立

1939 宗教団体法施行

 

 

1951 宗教法人法施行

 

 

 

 

 

      バラモン教 ヒンズー教 仏教 の関係

 

 

 

紀元前20世紀頃、アーリア人(ペルシャ系)がインドに侵攻し、

先住民族であるドラヴェダ人(タミル系)と融合する中で、バラモン教が発生します。

ただし、アーリア人はドラヴェダ人の中に埋没し消滅します。

 

バラモン教は、厳しい人種差別であるカースト制度を持っていました。

また、王族よりも司祭が偉いという教義は、王族にとっては歓迎できないものでした。

   1位 司祭階級  ―― バラモン

   2位 支配階級  ―― クシャトリヤ

   3位 庶民階級  ―― ヴァイシャ

   4位 奴隷階級  ―― シュードラ

   5位 不可触賎民 ―― パンチャマ ―――― カースト外の階級

 

紀元前5世紀になると、バラモン教に反発する勢力が現われ、

カースト制度の無い仏教やジャイナ教が出現します。

 

仏教やジャイナ教の出現により、バラモン教も変化を求められた結果、

土着信仰を受け入れ、自然に変化してヒンズー教が生まれました。

よって、バラモン教は前期ヒンズー教とも言えるものです。

 

仏教は、マウリア朝(アショカ王 前4世紀)により保護され大いに発展し、

その後に続くクシャナ朝サータバーハナ朝にも保護されます。

ところが、クシャナ朝サータバーハナ朝は、イラン系のいわば侵略者であったため、

その次のインド系のグプタ朝(4世紀)はヒンズー教を国教としました。

これが、インドから仏教が消えた大きな原因です。

 

10世紀になると、北インドにイスラム勢力が侵攻してきますが、

北部だけで留まり、現在はパキススタンになっています。

 

14世紀になると、ヒンズー教による仏教の包含が始まります。

現在、インドでの仏教は、ヒンズー教の1派となっているようです。

それも、異教徒をヒンズー教徒に改宗させるために、

ヒンズー教徒がヴィシュヌ神を主神として作った、という考えです。