ホームページへ H23.3.21
秋田県の地震
今回、秋田県には大きな被害は有りませんでしたが、
過去には、地震のため津波のため、多くの命が失われています。
この機会に調べてみましたら、15mの津波も襲来しています。
0830.02.03 M7.5 秋田市北部
0850 M7.0 庄内
1694.06.19 M7.0 能代
1704 M7.0 八峰町
1804.07.10 象潟地震 M7.0 津波5m 秋田山形県境 2m隆起
1810.09.25 M6.5 男鹿半島
1833.12.07 M7.7 津波8m 庄内沖
1894.10.22 庄内地震 M7.3 震度7 酒田市の直下型 大火災
1896.08.31 陸羽地震 M7.2 秋田県東部 千屋断層
1914.03.15 強首地震 M7.1 震度5 旧西仙北町の直下型
1914.03.28 M6.1 平鹿郡
1939.05.01 男鹿地震 M6.8 震度5 津波有 男鹿半島
1964.05.07 男鹿半島沖地震 M6.9 震度4 津波無し 男鹿半島沖
1964.06.16 新潟地震 M7.5 震度5 津波4m 新潟沖40km 液状化現象
1964.12.11 M6.3 震度4 秋田県沖
1970.10.16 M6.2 秋田県南東部
1983.05.26 日本海中部地震 M7.7 震度5 津波14.9m 能代沖80km
1993.07.12 北海道南西沖地震 M7.8 震度6 津波16.8m 奥尻島沖
1997.11.23 M5.7 震度4 秋田県沖
1998.09.03 M6.2 震度4 岩手県内陸北部
1999.02.26 M5.3 震度5弱 象潟沖
1999.08.11 M5.9 秋田宮城県境
2001.12.02 M6.4 震度4 岩手内陸南部
2004.10.23 新潟県中越地震 M6.8 震度7 長岡市の直下型
2007.03.07 M4.2 震度4 米内沢
2007.07.16 新潟県中越沖地震 M6.8 震度7 津波0.3m 新潟市の南西60km
2008.06.14 M7.2 震度5強 岩手県内陸南部
色分けは 内陸で起こった地震
秋田市以北で起こった地震
山形県新潟県で起こった地震
由利本荘市にかほ市沖で起こったと思われる地震
山形沖の地震の巣と、男鹿沖の地震の巣の間の、秋田由利沖50kmの地域は
小さな地震しか起きていませんので、ここは、「地震の空白域」と言われています。
由利本荘市にかほ市沖で起こったと思われる地震を見ると、よく判ります。
また、1833年の庄内沖地震M7.7と、1983年の日本海中部地震M7.7に挟まれたこの
地域は、時間上でも地震の巣である恐れがあります。
この地域で、今後30年間に地震が発生する確率は3%であり、
地震の規模はM7.5です。
ここはユーラシアプレートと北アメリカプレートがぶつかっている場所です。
三陸沖の太平洋プレートのような沈み込みはしていませんが、
圧力はかかっていますので、時々地震を起こします。
また、新屋から本荘までの地域の5km沖を、「北由利断層」が走っています。
もし、この断層が起こす地震の大きさは、M7.3程度です。
また、逆断層であり、陸側が隆起しますので、
一旦水が引いた後に津波が押し寄せると思われます。
この地震が、今後30年間に発生する確率は2%ですが、
300年間の場合は20%になります。
このほかにも、秋田岩手の内陸部には多数の断層がありますし、
三陸沖は太平洋プレートの沈み込みが有り、地震の多発地域です。
もろもろの地震を合計すると、
秋田県由利地域に、今後30年間に、震度6弱以上の地震が襲来する可能性は、
26%です。
亀田町部の海抜は15m、海からの距離は3kmです。
しかも、細長いとは言え
リアス式海岸のように、3角形をしています。
今回の三陸の地震では、津波は8km遡っています。
14mの波が、湾奥では28mに増幅されています。
それも、防潮堤を乗り越えてです。
明治三陸地震の時には、防潮堤が無かったので、
22mの津波が38mに増幅されています。
亀田は、大丈夫か。
今まで無かったから、今後も無い。 なのか。
今まで無かったから、次は危ない。 なのか。
想い 定めること は難しい。